|
|
■ Q、歯が生えかわっていないようですが・・・■
●A、これは「乳歯残存」といいます。
永久歯が全部生えてるのに、乳歯がずっと残っている、歯の数がどうも多いような気がする等等・・・
生後一年を過ぎても、乳歯が残っている場合があります。今回は、乳歯残存というものについてお話します。乳歯残存とは永久歯に生え変わる時期を過ぎても、まだ乳歯が残っている状態のことをいいます。残る場所は、乳犬歯や乳切歯が多いようですが、もちろん臼歯部に残っている場合もあります。実際にどんなものか写真でお見せしましょう。 |
 |
 
乳歯は永久歯に比べ小さく、細くなっていますので見た目で大体の区別がつきます。写真は切歯部と犬歯部に乳歯が残存しています。
乳歯は、一般的に生後二ヶ月目ぐらいから生え変わり始め、大体半年ぐらいで永久歯に生え変わります。ただ、個体差もあるので実際にはもっと幅が出てきます。正常な歯の萌出は乳歯の真下から永久歯が乳歯の歯根を吸収しながら成長してきますので、乳歯の脱落後に、永久歯が現れてきます。しかし、乳歯が残るような場合は、乳歯のすぐそばから永久歯が出てきます。このような場合、不正咬合(噛み合わせが悪い)になる可能性が高く萌出期間中でも比較的早期に乳歯を抜歯することがあります。
また、生後一年以上経過して、萌出期間が終わっている場合でも、残存乳歯は抜歯した方が良いでしょう。なぜなら、乳歯の残存しているところは食べ滓が溜まり易いため歯周炎の原因になったり、乳歯は永久歯に比べ細く、尖っているので破折したりするからです。このような動物は若くても、歯周炎などの症状を起こしているケースも少なくないです。だた、乳歯が残っている場合でも採食には問題ない場合も多く、いつ頃抜歯を行うかなどは、乳歯の生え方や動物の状態をよく検討してから、判断します。 |
|
|