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■破折について■
□ 破折とは □
破折とは、歯が折れたり欠けたりした状態をいいます。犬、猫関係なく起こりますが、犬のほうがかなり多いようです。破折する場所は様々で歯冠部が最も多く、また目に付きやすいですが歯根部でも起こります。
全ての歯牙で起こり得ますが、上顎の第四前臼歯や犬歯が多いようです。歯冠部の破折は目で確認できますが歯根部で起こった場合は歯牙の動揺が見られることもありますが、レントゲンでの確認が必要になるでしょう。
以下に写真で示します。どちらも、歯髄が露出している状態です。
破折が起こった場合、歯髄に損傷があるかどうかが重要になってきます。少し欠けた程度なら歯髄への損傷は無いでしょう。しかし、大きく欠けてしまった時や折れた時は歯髄が露出し、歯の表面に赤い点のように出血が認められることがあります。そのような場合は、神経や血管が露出してしまっているため、痛みを感じたり、歯髄に感染が起こったりします。時間が経つと歯根部へ感染が拡がって化膿したり、破折部位に歯石が沈着し、歯周炎を起こしたりします。 |
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□ 治 療 □
破折した歯は発見が早く、支持組織の損傷が少なければ保存することができます。治療は歯内療法によって感染の拡大を防ぎ、出血を抑え、破折した部位の象牙質の再生を促すことを行います。
さらに、歯の欠損部分を特別な樹脂で充填します。
もし、発見が遅れたり、感染が歯根部へ拡大して支持組織に損傷のある場合は歯を抜くほうがよいでしょう。また、歯根部で折れている場合も修復が困難な場合が多いので歯根を含めて抜歯の対象になります。
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□ 予 防 □
歯のエナメル質は一度破壊されると再生できないので、折れてしまった歯を完全に元に戻すことはできません。ですから、予防が大切になってきます。
破折は固いものを噛んだり、激しくぶつかったりすることで起こります。例えば、おやつに蹄を与えていたり、散歩中に誤って石を噛んだ等の他、犬同士の喧嘩で起きることが多いように思います。
ですから、固すぎるものは口に入れさせないことが大切です。散歩のときはしっかりリードを持って道に落ちているものを不用意に食べさせないなどの注意が必要です。また、比較的噛む力の強い犬種、例えばコーギーやビーグル、レトリバー等の犬種は要注意でしょう。
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