■ノミ・マダニの予防をしましょう!■
ノミ、マダニは一年を通じて活動する寄生虫です。快適なペットの生活と人の安全のために寄生する前から予防される事をお勧めします。
今回はノミとマダニについてのお話です。
皆さんはノミやマダニを見たことはあるでしょうか?まずは、ノミとマダニがどんなものかお見せしたいと思います。 |
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これはノミです。かなり拡大していますが、実際にはゴマ粒程度の大きさしかありません。肉眼でみるとゴマ粒が動物の体表を動いているようにみえます。ノミは体が小さくまた動きが素早いため、毛に覆われた動物で見つけ出すのは非常に大変です。ですので、ノミの糞を見つけるなどして確認します。ノミ糞は動物の毛などに黒い砂粒のようについています。ノミ糞は血液を含んでいるのでティッシュなど白い紙の上に乗せ水で湿らせると紙が赤くなります。これでノミの寄生していることがわかります。もし、ノミを捕まえたとしても絶対に潰してはいけません。ノミの体の中には、卵が入っていますので、潰したときに卵が回りに飛び散ってしまうからです。捕まえたノミは水に入れるか、ガムテープなどに挟むなどしましょう。
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続いて、マダニです。
これは、吸血前のマダニです。これもかなり拡大していますが実際はノミ同様、非常に小さく肉眼でかろうじて確認できる程度です。 |
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これは、吸血後のマダニです。吸血前に比べると非常に大きくなり、1センチ程度の豆のようにみえます。肉眼でも簡単に見つけることができます。マダニは吸血を始めるとほとんど動きません。頭を皮膚の中に深く入り込ませていますので無理に取ろうとすると頭だけ皮膚の中に残ってしまい化膿したりします。 |
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ノミもマダニもあまり見た目がいいとはいえません。今度は、これらが寄生することで引き起こされる病害についてお話します。
まず、ノミが寄生することで起こる病害ですが・・・・
1. 皮膚炎・・・とくに、ノミアレルギー性皮膚炎というものは非常に痒みを伴う皮膚炎で、ノミが吸血する際に出す唾液が原因です。
放置すると痒がって引っ掻いて脱毛したり、出血したりします。傷口に菌の感染が起こることもあります。
2. 条虫症・・・ノミは条虫卵を媒介します。条虫に感染した動物の糞中の虫卵をノミが食べそのノミを他の動物が誤って
口に入れたりすると、その動物は条虫に感染します。まれにですが、人にも感染する危険があります。
条虫の一例として瓜実条虫というものがいます。別名サナダムシとも呼ばれ、多数寄生すると下痢など消化器症状を起こします。
もちろん、人にも感染する可能性があります。
3. 貧血・・・子犬や子猫ではノミが大量に寄生すると、貧血を起こす危険があります。
4. その他・・・人がノミに刺されることで、痒みや発赤、腫脹などのアレルギー反応を引き起こします。
続いて、マダニが寄生すると・・・・
1. 皮膚炎・・・ノミと同じように吸血部位にアレルギー反応を起こすことがあります。
ただ、マダニの場合は唾液中に麻酔様物質が含まれるため、吸血中はそれほど痒がりません。
吸血後に痒みや腫脹といった症状が出てくることが多いようです。
2. 貧血・・・マダニはノミに比べると吸血量が多いため多数寄生すると動物に貧血を起こす危険があります。
3. 様々な媒介性疾患・・・マダニは様々な病気を媒介します。その中には犬・猫にとって致死的な病気や、
治療の困難なもの、人に感染する病気などがあり、病気を媒介するという意味ではノミよりもずっと危険な寄生虫です。
一例としてバベシア症というものがあります。これは、バベシア原虫が赤血球に寄生して血球を壊してしまう病気です。
血球が壊れる事で貧血、黄疸などの症状とともに濃い紅茶色の尿をするようになります。放置すればほぼ死亡しますし、
治療も非常に難しい病気です。 |
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では、ノミとマダニはどのような生活をしているのでしょうか?
まずは、ノミの成長についてみていきましょう。
ノミは卵から幼虫になりサナギそして成虫というふうに成長していきます。
通常卵から、成虫になるまでは3〜4週間かかりますが、夏場など気温の高いときは2週間ほどで
成虫になってしまいます。逆に気温の低い冬場ではもっと長くなります。ただ、ノミの繁殖力は大変強く、
冬場でも繁殖を繰り返しています。また、一匹のノミが産む卵の数は数百から千個以上になります。
ほとんど見なくなったからといって油断しているとあっとゆう間に増えてしまいます。
では、次にマダニの生活についてみていきましょう。
マダニはちょっと変わった成長をします。下に図で示します。卵から幼ダニが生まれ、
一回脱皮して若ダニになります。さらに脱皮して成ダニへと成長し、卵を産むようになります。
マダニが吸血するのは幼ダニ、若ダニ、成ダニの時で、お腹一杯吸血すると
環境(例えば草むら、森林、山など)に戻って脱皮し次の寄生の機会を待ちます。
成ダニの場合だと卵を産むようになります。マダニは主に春から夏にかけて活動していますが、
冬場でも寄生の機会を窺っています。
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以上、お話しましたが、ノミもマダニもほぼ一年を通じて活動しています。暖かい屋内ならなおさらです。
ノミもマダニも動物を病気にさせる危険があります。特にマダニは病気を媒介する寄生虫です。
これらは寄生してからの駆虫もできますが、それでは可哀想です。あらかじめ予防される事をお勧めします。
予防に関しては獣医師に相談されると良いでしょう。
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