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■皮膚真菌症■
皮膚真菌症は、皮膚に真菌が感染することで起こります。真菌症には、皮膚糸状菌症や、マラセチア皮膚炎など何種類かありますが、今回は皮膚糸状菌症について説明します。
 皮膚糸状菌症とは
皮膚糸状菌が動物の皮膚の角質層や毛、爪に入り込んで増殖することで起こります。動物から人間にも感染する人獣共通感染症の一つです。
では、具体的な症状や診断、治療についてみていきましょう。
● 症 状
皮膚に病変が現れます。皮膚が赤くなったり、脱毛やフケが出たり、かさぶたができたりします。炎症が進んで細菌の感染も起こるとかゆみが出てきたりします。典型的な病変はふちの赤い円形または楕円形のリング状の病変です。ただ、常にこのような病変ができるとは限りません。
● 診 断
診断は臨床症状といくつかの検査により行います。1つはある特殊な光を当てることで行います。この光を当てると糸状菌の中のある菌種では蛍光色を発します。次は病変部のフケや被毛を直接顕微鏡で見て、菌を確認する方法です。
他には病変部から被毛やフケを採取して菌を培養したり、患部の組織を取り出して検査したりしますが、やや日にちがかかります。
● 治 療
治療は飲み薬と塗り薬で行います。必要であれば薬用シャンプーを使って薬浴を行います。
真菌は環境に長期間、残存するため、一旦治癒しても再び感染して、発症することがあります。ですから動物の使用していたカーペットやペットサークルなどはきれいに洗っておくことが大切です。
また、複数動物を飼っている場合には他の動物に病気が移っていないか確認し、必要であれば治療します。
この病気は人にも移りますので感染している動物に触れた後はよく手を洗いましょう。